モデルナ“オミクロン株対応ワクチン”承認申請
アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応する改良型ワクチンについて、製造販売のための承認を厚生労働省に申請しました。
モデルナは、これまでのワクチンの承認の内容について一部変更し、従来株とオミクロン株のBA.1の両方に対応する2価と呼ばれるタイプのワクチンの製造販売を、10日、厚労省に申請しました。
このワクチンは、これまでの臨床試験では、4回目の追加接種に使用した場合、従来のワクチンを使う場合と比べ、BA.1に対する中和抗体の量が1.75倍になり、また、BA.5やBA.4に対する中和抗体の量も、1.69倍になることが確認されています。
厚労省は近く、薬事承認の審査をしますが、8日に申請があったファイザーとともに、承認されれば、今年10月半ば以降にオミクロン株対応のワクチン接種が始まった際に使われることになります。