ジャニー喜多川氏の“性加害の存在を前提として”検証 外部専門家の「再発防止特別チーム」が会見
ジャニー喜多川前社長の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が設置した外部専門家による「再発防止特別チーム」は12日午後に行った会見で、先月29日に第1回の会合を開き、調査を開始したことを明らかにしました。すでに事務所側に資料の提出などを求めたということです。
再発防止特別チーム 林眞琴座長
「私たちチームは、過去の加害行為の存在を前提として、そしてジャニーズ事務所の過去の対応にどのような問題があったか、これを厳正に検証する」
特別チームの林座長はこのように述べ、ジャニー喜多川前社長による性加害があったことを前提に調査を行うとした上で、「現役幹部やその周辺に対するヒアリングは必須だ」としました。
一方で、現役タレントを含めた事務所に所属経験のある人への聞き取りは、被害の有無にかかわらず心理的負担などを考慮する必要があるとして、「網羅的な調査はしない」とし、被害の申告があり協力してくれる人については、慎重に聞き取りをしていくとしました。
また、調査のスケジュールは決まっていないものの、最終的な検証結果と再発防止策は公表する方針だということです。