原発内部を調査へ 起き上がるロボット公開
福島第一原発事故で原子炉内の調査を行うロボットが完成した。溶け落ちた核燃料の姿を初めてとらえることが期待されている。
30日に公開されたのは、福島第一原発2号機の格納容器内部を初めて調べるロボット。福島第一原発の1号機から3号機では、事故で溶け落ちた核燃料がどこにどれだけあるのかは今も分かっておらず、状況を調べるためにロボットが開発された。ロボットは上下に動くカメラを2台搭載し、線量計も装備している。また、倒れても自力で起き上がれるのが特徴。
調査は今年8月にも始まる見通し。