山形大のチーム“新しいナスカ地上絵”発見
南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の研究や保護活動に取り組んでいる山形大学の研究チームが7日、新しい地上絵を発見したと発表した。
新たな地上絵は、山形大学の研究チームが去年12月から今年2月の現地調査で見つけたもので、24頭の動物。ナスカ市街地の近郊、直径1キロの範囲、5か所に分かれて描かれていて、そのほとんどはラクダ科の動物だとみられている。最も大きいもので、全長20メートル。制作時期は紀元前400年から200年頃とみられ、この時期は丘の斜面に描かれることが多いのが特徴だという。
ナスカ市街地の近郊では2013年、17頭の動物の地上絵が発見されていて、今回の発見を含めて41頭になった。山形大学では今後、地上絵の保護活動をさらに進めていきたいとしている。