西之島の最新映像 新たな火口の誕生を確認
噴火が続く小笠原諸島・西之島で海底調査を行っていた海上保安庁の調査船が9日、帰港し、調査中に発生した新たな火口から噴煙が噴き出す様子など最新映像が公開された。
6日午前6時頃に撮影された西之島の映像には、山頂から勢いよく噴煙が吹き上がっている様子が映っていた。この5時間後の映像では、島の頂上からの噴煙がなくなり、噴火を示す灰色の噴煙が島の側面で見られ、新たな火口が側面にできたことがわかる。西之島で新しい火口の誕生が確認されたのは初めて。
また、これまで地下のトンネルを通っていた溶岩が、島の表面を赤く染めながら流れる様子も確認された。海上保安庁の調査チームによると、マグマの供給が多くなり、溶岩流が地表にあふれ出た可能性があるという。