近畿地方 雨の影響、JR各路線で大混乱
近畿地方では台風11号が通り過ぎた17日、夜になっても雨が降り続き、JRの各路線で運転見合わせや立ち往生が続くなど大混乱となった。
JR西日本は、大雨の影響で累積の降雨量が運転規制値に達したため、JRの神戸線や京都線など京阪神などの広い範囲で運転を見合わせた。
JR大阪駅ではタクシーを待つ長い列が深夜になっても続いたほか、帰宅できなくなった人たちが、駅の床に座り込んで休んだりホームにとまった電車の中でホテル代わりに仮眠をとったりする姿がみられた。
また、JR京都線では新快速電車など6本の電車が駅と駅の間で立ち往生するなどし、最大4時間、乗客計3000人余りが缶詰め状態となった。消防によると、19人が気分が悪いと訴え、救急搬送されたという。
JR西日本では18日も大阪環状線の全区間やJR京都線の京都~吹田間など京阪神の広い範囲の計15の路線で始発から午前中の運転の見込みは立っていない。