近畿JR各線 ダイヤに大幅な乱れ
台風11号の影響で、近畿地方は17日夜から18日未明にかけて大雨となり、JRの各線で始発から運転見合わせが相次いだ。3連休初日のダイヤは大幅に乱れた。
台風11号が通過した後も、近畿各地では18日未明まで激しい雨が降った。24時間の降水量は、京都で259.5ミリ、大阪は200ミリと、ともに観測史上、7月では最も多くなった。
この雨の影響で、JR西日本では17日夜、神戸線や京都線をはじめとする京阪神などの広い範囲で運転を見合わせた。JR京都線では、新快速電車など6本の電車が駅と駅の間で立ち往生するなどし、最大4時間、3000人余りの乗客が缶詰め状態となった。
混乱は18日も続き、JR西日本は始発から、大阪市内を走る大阪環状線など最大で16の路線で運転を見合わせた。この日は3連休初日ということもあり、行楽地へ向かう人も多く、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、タクシーでやってくる人の姿が多く見られた。
JR西日本は、18日午後9時現在も運転を見合わせている区間があり、ダイヤは終日大幅に乱れるという。19日は、一部区間を除いて、始発から通常通り運転したいと話している。