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台風12号 気象庁17時発表の総合情報

2015年7月24日 16:45

 気象庁によると、強い台風第12号の接近に伴い、大東島地方では非常に強い風が吹き、海は大しけとなっている。台風第12号は24日夜遅くに最も大東島地方に接近し、25日には沖縄本島地方や奄美地方に接近する見込み。暴風や高波に厳重に警戒が必要。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 強い台風第12号は、24日15時には南大東島の南南東にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで中心から半径70キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風第12号は、強い勢力を維持したまま西北西に進み、24日夜遅くに大東島地方に最も接近し、その後進路を北よりに変えながら、25日には沖縄本島地方や奄美地方に接近する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 大東島地方では、非常に強い風が吹き、海は大しけとなっています。24日夜遅くからは猛烈な風が吹き、海上では大しけが続くでしょう。沖縄本島地方や奄美地方では、25日は猛烈な風が吹き、大しけとなる見込みです。

 25日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  奄美地方      40メートル(55メートル)
  沖縄地方      30メートル(45メートル)
 25日にかけて予想される波の高さは
  沖縄地方、奄美地方  8メートルの見込みです。

 台風の接近とともに急激に風が強まるでしょう。
 暴風、高波に厳重に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 沖縄地方と奄美地方では、25日は雷を伴い1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的に1時間80ミリの猛烈な雨となるでしょう。

 25日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、沖縄地方、奄美地方150ミリ。その後、26日にかけて雨量はさらに増える見込みです。

 低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第12号に関する情報(総合情報)」は24日23時頃に発表する予定です。