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台風12号 九州北部で大しけの見込み

2015年7月26日 10:40

 気象庁によると、九州南部・奄美地方では非常に強い風が吹いており、海上は大しけとなっている。台風第12号の北上に伴い、九州北部地方でも非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込み。暴風や高波に警戒が必要。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 台風第12号は、26日9時には枕崎市の西南西約100キロにあって、1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心の南東側110キロ以内と北西側70キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 今後台風は次第に勢力を弱めながら九州の西を北上し、26日夜には対馬海峡に進む見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 九州南部・奄美地方では非常に強い風が吹いており、海上は大しけとなっています。九州北部地方でも、26日昼過ぎから非常に強い風が吹き、海上は大しけとなるところがあるでしょう。
 26日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  九州南部・奄美地方 25メートル(35メートル)
  九州北部地方    22メートル(35メートル)
 26日に予想される波の高さは
  九州南部・奄美地方、九州北部地方 6メートル
の見込みです。
 暴風、高波に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 台風の南側には活発な雨雲があり、九州南部・奄美地方では26日夕方にかけて、九州北部地方では27日にかけて1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るでしょう。
 27日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  九州北部地方  120ミリ
  九州南部    100ミリ
の見込みです。
 土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
 落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。次の「台風第12号に関する情報(総合情報)」は26日17時頃に発表する予定です。