捜索再開に向け、シェルターを設置 御嶽山
57人が死亡し、6人が行方不明となっている御嶽山の噴火で、長野県と岐阜県の災害対策本部は29日から予定している捜索再開を前に、隊員が避難するためのシェルターを山頂付近に設置した。
臨時ヘリポートになっている長野県王滝村のスキー場には25日午前6時に自衛隊の大型ヘリコプターが到着し、シェルター4基分の資材と警察や消防などの隊員を乗せて御嶽山へ向かった。今も火山灰に覆われている山頂付近では、隊員が4か所に分かれて設置作業を行った。シェルターは高さ1.8メートル、奥行き4メートルで、捜索隊員の避難場所として一ノ池周辺に設置する。作業開始から約1時間半後の午前9時15分に4基全ての設置が完了した。
行方不明者の再捜索は29日から始まる予定。