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台風影響…養殖マグロが大量死 和歌山

2015年7月25日 18:40
台風影響…養殖マグロが大量死 和歌山

 先週の台風11号の影響で、和歌山県串本町で養殖マグロが大量に死んでいたことが分かった。漁業関係者らが対応に追われている。

 串本町にある食品加工会社の養殖場では、25日朝から関係者らがいけすの復旧作業などにあたっていた。死んでいたのは養殖のクロマグロ1万1000匹以上で、養殖のいけす21基も破損するなどしており、今回の台風による和歌山県内の水産業の被害総額は、約16億円にのぼっている。

 和歌山県によると大量死の原因としては、網にぶつかった衝撃で皮膚が傷つき細菌が入ったことによる感染症や、脳振とうによる酸欠などが考えられるという。なお「近大マグロ」で有名な近畿大学の養殖場では被害はなかったという。