為末大さん「日常的に人が集う競技場に」
新しい国立競技場の整備計画作りに向け、遠藤オリンピック・パラリンピック担当相が、陸上の元オリンピック選手・為末大さん(37)と意見交換した。為末さんは、「日常的に多くの人が集うような競技場にしてほしい」と要望した。
為末さん「デザインに関しては、僕らは全然外側の人間なのでわからないが、使われ方としては、日頃から人が集まってくれるような競技場になるといいなと」
為末さんは陸上選手として、海外の多くの競技場を使用した経験から、「日本の競技場は聖域化しすぎている」として、「一般の人が日頃から集える場所にすれば、大きな大会の際にも応援が増えるのではないか」と述べた。また、各競技団体の要望を全て受け入れるのではなく、「国がコンセプトを絞って、一部の競技団体には我慢してもらいながらやるのがスポーツ界全体から考えて必要なことだ」とも述べた。