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火山噴火に備え“タイムライン”策定始まる

2015年8月6日 1:37
火山噴火に備え“タイムライン”策定始まる

 火山噴火に備え、対策を行うタイミングを事前に決めておく「タイムライン」という防災計画の策定が、浅間山の麓の村で始まった。火山噴火を対象にしたタイムライン策定は世界初の試み。

 5日の検討会には、群馬県嬬恋村の担当者をはじめ、火山の専門家や気象庁、さらに住民の代表者ら70人以上が集まった。出席者からは、一人暮らしの高齢者や別荘地域を訪れていた人たちの避難誘導をどうするのかといった意見が出され、今後議論を重ねていくことになった。

 浅間山は6月に噴火警戒レベルが2に引き上げられ、ごく小規模な噴火がおきるなど活発な火山活動が続いている。

 検討会では、今年度内に大規模噴火に備えたタイムラインを完成させ、住民も参加した訓練を行いたいとしている。