×

皇后さま、冠動脈に軽度の狭窄 経過観察へ

2015年8月10日 0:52
皇后さま、冠動脈に軽度の狭窄 経過観察へ

 皇后さまは9日、心臓の精密検査を受けられた。宮内庁はその結果について、冠動脈の一部に軽い「狭窄(きょうさく)」は認められたものの、手術の必要はなく経過観察を行うと発表した。

 皇后さまは9日、東大病院で心臓の冠動脈のCT検査を受けられた。宮内庁はその検査結果について発表し、心臓に血液を送る冠動脈の一部に動脈硬化によって血管が狭くなる「狭窄」が起きているものの、比較的軽度で胸の痛みの原因となるほどのものではないことがわかったとした。

 その上で心臓の筋肉に血流が不足する「心筋虚血」の状態が起きているのは、ストレスなどの理由によって血管が一時的に狭くなっている可能性があると結論づけた。そのため手術の必要はないものの、日常生活を送りながら今後、激しい運動や強いストレスを避けていただいた上で注意深く経過観察を行うとしている。

 両陛下は説明を受け手術の必要がないことに安堵(あんど)されている様子だったという。