川内原発1号機 きのう夜遅く“臨界”に
福島第一原発の事故後の新たな規制基準のもと、全国で初めて再稼働した鹿児島県にある川内原発1号機が、11日午後11時に核分裂が安定した状態で続く臨界に達した。九州電力では、今月14日に発電を始めることにしている。
川内原発の中央制御室では、11日午前10時半に原子炉が起動された。新たな規制基準のもと原発が再稼働するのは全国で初めてで、13年9月に全ての原発が停止して以来、約2年ぶりに国内の原発が動き始めた。
九州電力によると、起動から12時間半後の11日午後11時には、核分裂が安定した状態で続く「臨界」に達した。
今月14日にも発電を始め、その後、徐々に出力を上げて試験運転を続け、問題がなければ来月上旬にも通常運転に移行する予定。