復旧と復興まだ途上…広島土砂災害から1年
75人の犠牲者を出した広島市の土砂災害から20日で1年がたった。被害が最も大きかった広島市安佐南区から中継。
安佐南区の八木地区。あの日から1年、被災地では多くの犠牲者を悼み祈りが続いている。ちょうど1年前、このあたり一帯は、大量の土砂に埋まった。被害は、広範囲におよび75人が亡くなった。20日に節目の日を迎えた被災地には、遺族をはじめ多くの人が訪れ災害が起きた時刻にあわせ手を合わせた。
被災地では、悲劇を決して風化させまいと、こうした慰霊碑が次々と建立されている。その一方、住民が安心して暮らすために不可欠な砂防ダムの多くは完成しておらず、復旧と復興はいまだ途上。広島市内中心部では午後から追悼式が開かれるなど祈りの1日となる。