非常に強い台風１５号は、沖縄本島の西の海上を北東に進んでいる。台風が接近している那覇市から佐藤拓記者が中継。

　那覇市内では２４日明け方から風が強まってきた。雨も時折、激しく吹きつけるようになっている。沖縄県内では、台風が最接近した石垣島で２３日午後９時すぎに、観測史上１位となる７１メートルの最大瞬間風速を観測した。石垣市内では割れた窓ガラスで手足を切るなどして、少なくとも５人がケガをしたほか、民家の屋根がはがれたり、車が横転したりするなどの被害が出ている。

　２４日午前８時現在、石垣島や宮古島などで、あわせて約１万９３００世帯が停電しており、県内であわせて１１５人が公共施設に自主避難している。一方、沖縄本島地方には２４日午前５時すぎ、暴風警報が出された。沖縄本島と離島を結ぶフェリーが軒並み欠航しているほか、那覇空港を発着する航空便も、夕方までの便がほぼすべて欠航となっており、市民生活や観光に影響が広がりそうだ。