台風15号 下関市で29万人に避難勧告
台風15号は25日午前6時過ぎに熊本県に上陸。その後、北九州市から日本海に抜けた。山口県下関市で市内全域の約29万人に避難勧告が出されている。
下関市では、25日午前7時51分に最大瞬間風速28.5メートルを記録した。また、下関市菊川、宇部市、美祢市で、午前9時半までの1時間にレーダー解析で約100ミリの猛烈な雨を観測した。午前11時30分現在、下関市全域の約11万7000世帯、約29万人に避難勧告が出ている。この台風の影響で、山陽小野田市では80歳の女性が風にあおられて転倒して足の骨を折ったほか、山口市では70代の男性が軽傷を負った。現在、下関市や山口市、岩国市、周南市、萩市、長門市、美祢市など、山口県の広い範囲に土砂災害警戒情報が出ている。
台風は現在、下関市の西の海上を北上しているものとみられ、引き続き、暴風や大雨に対する十分な警戒が必要。