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妊娠を理由に解雇…マタハラ事業者を初公表

2015年9月4日 19:55
妊娠を理由に解雇…マタハラ事業者を初公表

 妊娠を理由に女性職員を解雇したとして、厚生労働省は茨城県の医院の名前を公表した。いわゆるマタニティーハラスメントでの事業者名の公表は初めて。

 厚労省によると、茨城県牛久市の牛久皮膚科医院の安良岡勇院長は、今年2月、妊娠した20代の看護助手に「明日から来なくていい。妊婦はいらない」と述べ、解雇したという。

 男女雇用機会均等法に違反するため、厚労省は、解雇取り消しの指導や勧告を繰り返したが、医院が「均等法を守るつもりはない」と反論し、大臣勧告にも応じなかったため、4日、名前が公表された。

 牛久皮膚科医院は、「院長の体調悪化により休診している」と答えている。