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千葉市の突風「竜巻の可能性が高い」気象庁

2015年9月7日 20:34
千葉市の突風「竜巻の可能性が高い」気象庁

 6日夜、千葉市で家屋の屋根が飛ぶなどの被害が出た突風について、気象庁は現地調査の結果、竜巻の可能性が高いと発表した。

 6日午後9時半過ぎ、千葉市中央区で激しい突風が吹いて電柱が折れたり、家屋の屋根が飛ばされるなど65棟に被害が出たほか、3人が転倒するなどして軽いケガをした。

 気象庁によると、被害があった時間に活発な積乱雲が通過していたほか、被害の痕跡が帯状に分布するなどしていたことから、この突風は竜巻の可能性が高いと判断したという。

 竜巻の強さを表す6段階の指標は下からの2番目の「F1」で、瞬間的に風速33メートルから49メートルの突風が吹いたとみられる。

 このほか首都圏では6日夜、千葉県の成田市や鎌ケ谷市、埼玉県のさいたま市や川口市でも突風被害があったが、竜巻の可能性があるものの、7日の調査では特定するには至らなかったという。