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台風18号 関東甲信・東北で猛烈な雨

2015年9月9日 16:38

 気象庁によると、関東甲信地方と東北地方では、これまでの大雨で土砂災害の危険度が非常に高まっているところがある。局地的に猛烈な雨が降り、10日にかけて引き続き大雨となる見込み。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒が必要。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 台風第18号は、9日15時には小松市の西北西約70キロにあって、1
時間におよそ40キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は998
ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで
、中心の北東側390キロ以内と南西側170キロ以内では風速15メート
ル以上の強い風が吹いています。
 台風第18号は、日本海を北西に進み、9日夜には温帯低気圧に変わる見
こみですが、関東甲信地方と東北地方を中心に湿った空気が流れ込み、大気
の非常に不安定な状態が続くでしょう。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 関東甲信地方を中心に発達した積乱雲が南北に連なり、雷を伴い猛烈な雨
が降っているところがあります。
 10日にかけて、引き続き関東甲信地方と東北地方を中心に湿った空気が
流れ込み、激しい雨が降るでしょう。局地的には1時間に80ミリの猛烈な
雨が降る見込みです。北日本では、太平洋側を中心にその後も雨が降り続き
、11日にかけて大雨となるおそれがあります。

 10日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで
  関東甲信地方、東北地方  200ミリ

 関東甲信地方と東北地方を中心に、これまでの大雨で土砂災害の危険度が
非常に高まっているところがあります。台風は9日夜に温帯低気圧に変わる
見込みですが、これから10日にかけて、引き続き大雨となる見込みです。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒して
ください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲
の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてく
ださい。

<強風・高波>
 北日本から西日本にかけて、広い範囲で強い風が吹き、海はうねりを伴っ
てしけています。強風や高波に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意し
てください。
 次の「台風第18号に関する情報(総合情報)」は、9日23時頃に発表
する予定です。