大雨特別警報の解除から一夜が明けた宮城県内では、決壊した堤防の応急復旧に向けた作業が始まった。

　大崎市にある渋井川では、大雨により１１日に堤防が決壊し、一時、住民が孤立した。周辺にはまだ水が残る中、１２日から応急復旧工事が始められることが決まった。今後は、周辺の堤防と同じ高さに土を盛るなどして、５日程度で工事を終える予定。

　一方、６２歳の男性が行方不明になっている栗原市では、１２日午前８時から、警察や消防が７０人態勢で捜索を行っている。この日は、市内を流れる熊川で、男性のものとみられる白い軽トラックを発見したが、男性の行方は分かっておらず、捜索が続けられている。