宮城 決壊堤防の工事など復旧作業始まる
大雨特別警報の解除から一夜が明けた宮城県内では12日、決壊した堤防の工事が始まるなど、復旧に向けた動きが始まった。
大崎市の渋井川では、決壊した堤防の復旧工事が始まり、現場付近の測量や、堤防をつくるための土砂が運び込まれた。工事は24時間態勢で行われ、今後5日ほどで復旧を目指す。
浸水した住宅街では、避難先から戻った家族が、部屋の泥をかき出すなど、片付けや掃除に追われていた。
浸水した住宅の住民「臭いもけっこうあるので1階は全部処理しないと使えない」
被害の大きい大崎市では、床上浸水などの被害について調査が進んでおらず、71棟となっている宮城県内の床上浸水は、今後、増加する見込み。
一方、県北部の栗原市では、行方不明となっていた62歳の男性が川から遺体で見つかった。今回の豪雨による県内の死者は2人となった。