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決壊から1週間 堤防修復も避難生活続く

2015年9月17日 15:56
決壊から1週間 堤防修復も避難生活続く

 記録的な大雨により茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊してから1週間となる17日、茨城県内では今も1700人以上が避難生活を強いられている。

 台風18号などの影響で記録的な大雨が降り、常総市で鬼怒川の堤防が決壊してから1週間となった。17日朝、市役所では市長をはじめ市の職員らが黙祷をささげた。また、16日夜には境町の47歳の男性の死亡が確認され、大雨で亡くなった人は茨城で3人、栃木で3人、宮城で2人と計8人となった。

 鬼怒川の氾濫で決壊した堤防は決壊前の高さに修復され、停電もほぼ全域で解消された。決壊現場では現在、国交省により道路の側溝に溜まった泥を除去する作業が行われていて、雨が降り続いた際、側溝から水が道路にあふれることを防ぐ作業が進められている。

 一方、県内では常総市を中心に依然として1700人以上が避難生活を強いられている。

 避難者「夜もぐっすり眠れない。(Q雨の音きくと?)心配だ。ゆうべもバンバン雨の音がした。ここの雨の音よ」

 いまだに多くの世帯で断水も続いていて、排水作業や断水の復旧には、今月いっぱいかかる見込みだという。