記録的な大雨の影響で、茨城県常総市では１０日、鬼怒川の堤防が決壊し、広範囲にわたり氾濫している。３０件以上の救助要請があったということで、空からの救助活動が続いている。

　常総市によると、常総市の三坂町では、市内を流れる鬼怒川の堤防１か所が決壊したという。また、常総市若宮戸では、川の水が住宅地などにあふれ出ているのが確認されている。

　常総市などによると、これまでに、３０件以上の救助要請があったということで、現在も救助活動が続けられている。今のところケガ人などの情報は入っていないという。

　市役所では、現在、２７か所の避難所を設置しているが、浸水地域が広範囲にわたり、避難者の数が増える見込みで、近隣の市町村にも避難所を設けるよう、準備をしているという。