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小笠原諸島暴風域に 激しい雨が降る見込み

2015年9月19日 4:31

 気象庁によると、小笠原諸島は、強い台風第20号の暴風域に入っている。小笠原諸島では19日朝にかけて猛烈な風が吹き、猛烈にしけ、非常に激しい雨が降る見込み。暴風や高波、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒が必要。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 強い台風第20号は、19日3時には父島の南東約80キロにあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風は小笠原諸島に最も接近しており、今後北北東に進む見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 小笠原諸島は台風の暴風域に入っています。小笠原諸島では、19日朝にかけて猛烈な風が吹き、19日夕方まで風が非常に強いでしょう。海は、19日朝にかけて猛烈にしけ、19日夜まで大しけが続くでしょう。

 19日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
  小笠原諸島 35メートル(50メートル)
 19日に予想される波の高さは
  小笠原諸島 10メートル
の見込みです。暴風や高波に厳重な警戒が必要です。

<大雨>
 台風本体の発達した雨雲がかかり、小笠原諸島では非常に激しい雨が降っています。19日朝にかけて、1時間70ミリの、雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。

 20日6時までの24時間に予想される雨量は
  小笠原諸島 130ミリ
の見込みです。

 小笠原諸島では、これまでに降った雨で土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や、警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第20号に関する情報(総合情報)」は19日11時頃に発表する予定です。