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「ツタヤ図書館」の住民投票は反対多数

2015年10月5日 11:26
「ツタヤ図書館」の住民投票は反対多数

 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社と連携した図書館建設計画の賛否をめぐる住民投票が4日、愛知県小牧市で行われ、反対が賛成を上回った。

 この住民投票は、レンタル大手「ツタヤ」経営のカルチュア・コンビニエンス・クラブなどに愛知県の小牧市立図書館の運営を委託するいわゆる「ツタヤ図書館」建設計画の賛否をめぐり行われたもの。

 焦点となっていたのは、ツタヤ方式の運営方法や42億円もの建設費の是非で一部の住民から反対運動が起きていた。即日開票の結果、5万8000票を超える総数の内、反対が3万2352票で、賛成2万4981票を約7000票、上回った。投票率は50.38%だった。

 この結果に法的拘束力はないが、小牧市の山下史守朗市長は、「結果を真摯(しんし)に受け止め、計画は一度、立ち止まって考える」と話した。