辺野古埋め立て承認「聴聞」 国が出席せず
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の海の埋め立て承認をめぐり、沖縄県は、取り消しに先立ち、国の意見を聴く「聴聞」を7日に予定していたが、国側は出席しなかった。
これまで国側は、すでに沖縄県に対し、聴聞に出席しないとの陳述書を提出していたが、7日は、県庁の聴聞会場に県職員が念のため待機した。しかし、国側の沖縄防衛局の職員は、県が指定した開始時刻の午前10時に現れなかった。
これを受けて、沖縄県の翁長知事は近く、仲井真前知事が行った辺野古の海の埋め立て承認に法的な欠陥があったとして、承認を取り消す見通しで、今後、国と沖縄県との法的な争いが本格化する。