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両陛下、パプアニューギニア首相と懇談

2015年10月15日 12:53

 天皇陛下はパプアニューギニアの首相と懇談し、日本が太平洋戦争で多くの犠牲と苦難をもたらしたことに「心を痛めています」と述べられた。

 天皇皇后両陛下は14日、皇居で、パプアニューギニアのオニール首相夫妻と懇談された。宮内庁によると天皇陛下は、太平洋戦争で日本軍とアメリカ・オーストラリア連合軍との激戦地になったことについて自ら触れ、「今年は戦後70年ですが、先の大戦中、貴国において多くの命が失われ、多大な苦難をもたらしたことに心を痛めています」と述べられたという。

 パプアニューギニアには、日本政府が建てた2つの戦没者慰霊碑があるが、オニール首相はさらに戦争記念館を建設中で、日本から遺骨収集や慰霊に訪れる人々に協力したいという意向を示した。