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朝鮮総連に損害賠償を…落札業者の請求棄却

2015年10月30日 16:37

 朝鮮総連中央本部を落札した香川県の会社が、所有権の移転が遅れたとして朝鮮総連に損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は請求を退ける判決を言い渡した。

 この裁判は、朝鮮総連中央本部の所有権を22億円で落札した香川県の不動産投資会社「マルナカホールディングス」が朝鮮総連を訴えていたもの。マルナカ側は朝鮮総連が落札決定に不服を申し立てたことで所有権の移転が遅れたとして、1億円の支払いを求めていた。30日の判決で東京地裁は「朝鮮総連の不服申し立ては違法とは言えない」としてマルナカ側の請求を退けた。

 この裁判では朝鮮総連が一切争う姿勢を示さなかったため、朝鮮総連に多額の債権を持つ整理回収機構と東京都が途中から裁判に参加し、マルナカ側の請求を退けるよう求めていた。