国交省、航空会社IBEXに事業改善命令
小型ジェット旅客機の航空会社アイベックスエアラインズが、必要な整備点検を行わなかったり、整備記録を改ざんしたりしたなどとして、国土交通省が30日、事業改善命令を行った。
国土交通省などによると、アイベックスエアラインズで、今年8月末までに、整備ミスや、整備記録の改ざんなどが16件、確認されたという。
具体的には、2013年1月、左右両方の交換が必要なタイヤの片方のみを交換し、整備記録に、交換が必要ないよう修正した上、運航を継続したという。また、2013年10月には、乗降用ドアの一部において、必要な点検を行わないまま、運航を継続していた。
国土交通省は、アイベックスエアラインズに対し、12月4日までに、整備部門への適切な担当者の配置や、安全管理体制の抜本的な見直しなど、再発防止策を報告するよう、求めている。