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学校と住宅でデータ流用 対応に追われる

2015年11月1日 19:24
学校と住宅でデータ流用 対応に追われる

 旭化成建材による杭(くい)打ち工事のデータ改ざんが相次いで発覚している問題で、北海道が発注した工事の中で新たに2件のデータ流用があったことがわかった。

 新たに旭化成建材による杭打ちデータの流用が見つかったのは、新篠津高等養護学校と紋別市の道営住宅。道によると、高等養護学校では60本中3本、道営住宅では90本中2組4本について同一のデータが使用されていた。

 北海道から連絡を受けた高等養護学校の関係者は、保護者への連絡など対応に追われた。また、紋別市の道営住宅では、北海道の職員が1日朝から住民を戸別訪問して事情を説明した。

 今回の2つの施設では、これまでのところ、建物が傾くなどの不具合は見つかっていないという。