「空から紅葉」無人小型機で見る“小嵐山”
先月26日、紅葉の見頃を迎えた青森県黒石市の「中野もみじ山」を、無人の小型機で撮影した。赤や黄色に染まった雅(みやび)な風情を空からの映像でお届けする。
黒石温泉郷の近くにある紅葉の名所・中野もみじ山。津軽藩9代藩主の寧親公が京都から取り寄せた100種類以上のカエデが今年も錦に染まった。渓流にかかる朱塗りの橋と赤く色づいたカエデが、雅(みやび)な風情を醸し出す。
橋をくぐり抜けると、岩肌をすべり落ちる白い流れが印象的な「不動の滝」が見えてくる。
高台にある「観楓台」も紅葉の盛りを迎えた。燃えるようなカエデの赤を陽の光がいっそう引き立てる。
この時期、一年の中で最も鮮やかな彩りをみせる中野もみじ山。風に揺れる赤や黄色の葉が秋の深まりを感じさせる。
京都の名所「嵐山」になぞらえて「小嵐山」と呼ばれる中野もみじ山の紅葉は、今週末まで見頃が続く。