“矢ガモ”相次ぎ確認 頭ないカラス死骸も
兵庫県伊丹市で先月末から矢が刺さったカモが相次いで確認されている。付近では今月7日、頭部のないカラスの死骸も見つかり、警察がパトロールを強化している。
伊丹空港のすぐ近くの住宅街にある昆陽池公園では、先月末から相次いで矢が刺さった状態のカモが発見されている。9日までに、カモなど渡り鳥4羽とハト1羽の合計5羽に矢が刺さっていることが確認されている。
また、公園の敷地内に同型とみられる矢がこれまでに8本見つかっていて、矢の形状から「吹き矢」とみられている。「吹き矢」は“ブローガン”とも呼ばれていて、インターネット販売などで1万円以下で購入できる。今回の“矢ガモ”に関して、どのような「吹き矢」が使われたかわかっていないが、警察は同一犯の可能性が高いとみて調べている。
こうした中、7日、昆陽池公園で頭部のないカラスの死骸が発見された。鋭利な刃物で切られたような跡があったという。
警察は、周辺のパトロールを強化し、鳥獣保護法違反の疑いで、捜査を続けている。