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都心低高度飛行ルート案に6千件の住民意見

2015年11月17日 15:11
都心低高度飛行ルート案に6千件の住民意見

 現在、検討されている都心上空を低い高度で飛行する新たな航空機のルートについて国土交通省は、住民から心配の声が多く寄せられていることを明らかにした。

 羽田空港は2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、国際線の発着便数を年間で約1.7倍に増やすため、渋谷区や港区や江東区など東京都心の上空を低い高度で飛んで、到着したり出発したりする新たな飛行ルートを検討している。

 国土交通省はこの新たな飛行ルートについて、今年7月から周辺の住民へ説明会を行ってきたが、住民からは「海外に行きやすくなる」という声があった一方で、「騒音や都心上空での飛行で事故などが不安」との声など約6000件の意見が寄せられていることを明らかにした。

 国土交通省はこうした不安への対応策を検討し、来月、再び住民説明会を行うことにしている。