中国発米国行き貨物機、羽田空港に緊急着陸
21日未明、中国からアメリカに向かっていたフェデックスの貨物機で貨物室内の火災検知器が作動し、羽田空港に緊急着陸した。消防などが火災の原因を調べている。
国土交通省などによると、緊急着陸したのは中国・上海発でアメリカ・メンフィス行きの貨物機、フェデックス90便。太平洋上空を飛行中に貨物室で火災を知らせる警報が作動したため、午前3時15分、羽田空港に緊急着陸した。貨物室内では自動消火装置が働いて、乗員4人は無事だった。
着陸後、東京消防庁の消防隊が現場に駆けつけたが、機長に貨物室内での活動を断られたため撤収した。しかしその後、午前8時10分すぎ、駐機スポットで機体からコンテナを降ろそうと職員が貨物室を開けたところ、コンテナ外側のビニールが焦げ、中で火が燃えていたため、空港消防が直ちに消し止めたという。
警視庁によると、テロなどの可能性はないとのことだが、なぜ火が出たかは分かっておらず、消防などが荷物の中身と出火原因を調べている。