桜島 噴火警戒レベル3から2に引き下げ
気象庁は25日午前11時、鹿児島県の桜島の噴火警戒レベルを3から2に引き下げた。
気象庁は噴火警戒レベルを導入する活火山について、レベルの変更を判断する様々な基準を設けている。それによると、桜島では一定規模の噴火が2週間連続して発生しなかった場合などは、レベルを入山規制の3から火口周辺規制の2に下げることになっている。
桜島で最後に噴火が観測されたのは9月28日だったが、気象庁は火山性地震の発生状況や地盤の変動などを総合的に判断したいとして、慎重に検討を重ねてきた。
気象庁は25日午前11時、火山活動は低下しているとしてレベル2への引き下げを発表した。
桜島の噴火警戒レベルが2になるのは、2010年10月以来、約5年ぶり。鹿児島市が定める立ち入り禁止区域は、これまでの3と変わらず半径2キロ。