福島県が指定廃棄物最終処分の受け入れ表明
福島県内で出た指定廃棄物を最終処分する計画について、福島県と富岡町などは4日午後、国に対して正式に受け入れを表明した。
内堀雅雄福島県知事「苦渋の決断ではありますが、特定廃棄物の埋め立て処分事業を容認することといたします」
環境省は、福島県で出た放射性物質を含む下水汚泥などの「指定廃棄物」を、富岡町と楢葉町にある民間の処分場で最終処分する計画。この計画について、県と富岡町・楢葉町は、施設の国有化や自由度の高い交付金などを条件に4日午後、丸川環境相へ正式に受け入れることを伝えた。
丸川環境相「(Q:他県の廃棄物を福島に持ってくる可能性は?)特措法に基づいた方針は知事にも約束したが、各県において処分をするということ。この点は変えずに守る」
指定廃棄物の最終処分を受け入れるのは福島県が初めてだが、新たに処分場を建設する予定の5つの県では、地元の反対などでメドが立っていない。