×

「エルニーニョ現象」過去3番目の規模

2015年12月10日 17:59

 気象庁は去年の夏から続いている「エルニーニョ現象」が過去3番目の規模になったと発表した。日本の暖冬予報を裏付けるものとなっているが、この「エルニーニョ現象」は来年の夏ごろまでには終息する可能性が高いという。

 「エルニーニョ現象」は、南米沖の太平洋の海面の水温が平年よりも高くなる現象。今年11月の海面水温は基準値と比べて2.9℃高く、1949年以降に発生した15回の「エルニーニョ現象」の中で3番目に高くなった。

 「エルニーニョ現象」が起きると国内では、北日本を除いて暖冬になりやすいとされているが、先月25日に発表された冬の3か月予報でも東日本から西日本を中心に気温が高く、暖冬の予報が出ている。

 気象庁によると、「エルニーニョ現象」は今が最盛期で、今後は水温が徐々に低下して、来年の夏ごろまでには終息する可能性が高いという。