×

東京五輪撤回エンブレム 選考過程で不正

2015年12月18日 18:57
東京五輪撤回エンブレム 選考過程で不正

 白紙撤回された2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムの選考過程について、「選考過程の1次審査で不正があった」とする外部有識者の調査結果が発表された。

 白紙撤回されたエンブレムの選考をめぐっては、選ばれた佐野研二郎氏を含む8人のデザイナーに参加が要請されていて、上位の3つの作品がこの中から選ばれていた。

 この問題について、外部有識者による調査結果がまとまった。エンブレムの選考の1次審査の際に審査委員代表から要望を受けた組織委員会の前のマーケティング局長らが投票を操作し、8人全員を自動的に2次審査に進めたという。これについて報告書は「明らかな不正」としている。

 一方で、2次審査からは適切に審査が行われ、佐野氏の作品も含めた入選作品の決定には影響していないという。