子ども開けにくい“薬包装”導入策を提言
子どもが医薬品を誤って飲んでしまう事故の防止策を検討していた消費者安全調査委員会、いわゆる「消費者事故調」が、子どもが開けにくいパッケージの導入策を検討するよう提言する報告書をまとめた。
消費者事故調は、5歳以下の子どもが医薬品などを誤って飲んだ情報が昨年は8000件を超えて増える傾向にあることから、素材や厚さが異なる医薬品のパッケージ14種類で子どもと大人が開けられる比率を調べていた。
結果、子どもには開けにくく、高齢者など薬を飲む人には開けられる「チャイルドレジスタンス」機能が働くものがあると確認したという。
事故調は、厚生労働省などに対し、子どもが医薬品を手に取らないよう周知した上で、「チャイルドレジスタンス」のパッケージを標準化するなど導入を検討するよう提言した。