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あと4年 東京五輪ムード一段と高まる年に

2016年1月1日 23:57

 今年は、2020年東京オリンピック・パラリンピックまで4年を切り、東京大会へのムードが一段と高まる年となりそうだ。


【新国立競技場は…】
 去年、白紙撤回になった新国立競技場の建設計画は、あらためてコンペが行われた結果、先月、建築家・隈研吾さんがデザインし、大成建設と梓設計が建設を手がける案が採用された。

 費用は約1490億円で、今年12月に着工し、大会開催前年の2019年の11月末に完成する予定だが、費用と工期が計画通りに収まるのかが今後の課題だ。


【エンブレムは…】
 一方、大会のエンブレムも去年、白紙撤回され、あらためて選考が行われていて、応募があった約1万5000点から2回の審査を経て64点にまで絞り込まれている。

 今月7日から行われるエンブレム委員会で、最終候補となる3~4点に絞り込み、その最終候補作品を商標登録した後で国民に公表し、ホームページで意見を求めることにしている。新しいエンブレムの決定は今年の春になる予定。


【夏には追加種目が確定】
 また、今年夏にはIOC(=国際オリンピック委員会)の総会で東京大会の追加種目が確定する。組織委員会はIOCに対し、『野球・ソフトボール』『空手』『スケートボード』『スポーツクライミング』『サーフィン』の5競技から18種目を提案しているが、この提案が認められるか注目されている。


【リオの後は「いよいよ東京」】
 今年夏にはブラジルでリオデジャネイロオリンピックが開催される。その閉会式では、開催都市の引き継ぎイベント「ハンドオーバーセレモニー」が行われる。

 次の開催都市・東京の舛添知事がリオデジャネイロ市長からオリンピック旗とパラリンピック旗を受け取り、約8分間のパフォーマンスを行って東京大会の魅力をPRする。

 リオ大会が終われば「次はいよいよ東京大会」というムードが一気に広がり、国際的な注目も高まるため、今まで以上に着実に準備を進めていくことが重要となる。