硫黄山周辺で火山性微動 注意呼びかけ
2日夕方、宮崎県と鹿児島県の境にある霧島山の硫黄山周辺で、地下の火山ガスなどの動きを示す火山性微動が観測された。気象庁は火山活動がやや高まっているとして、臨時の火山情報を出して注意を呼びかけている。
気象庁によると、硫黄山周辺では2日午後5時37分頃、約2か月ぶりとなる火山性微動が約2分半観測された。さらに火山性地震も増加し、2日は午後7時までに14回観測されている。
硫黄山では先月、弱い噴気が上がっているのが確認されるなど火山活動がやや高まっている。気象庁は、突然の土砂や高温の蒸気の噴出などに注意を呼びかけている。
また、気象庁は3日に職員を現地に派遣して、調査を行うことにしている。