火山性微動観測の硫黄山 気象台が現地調査
2日、火山性微動が観測された鹿児島県と宮崎県の境にある霧島山の硫黄山で3日、気象台による現地調査が行われた。
2日午後5時37分ごろ、霧島山の硫黄山周辺で、小さな振幅の火山性微動が観測され、これに伴い、地表のわずかな隆起を示す変動が見られた。火山性微動が観測されたのは去年10月以来。
3日、鹿児島地方気象台の職員が現地に入り、地表の温度などを調査。地表の温度が高くなっている場所が拡大しているほか、噴気や火山ガスもわずかに増えているという。
鹿児島地方気象台・竹下孝弘技術専門官「(火山の)活動は少しずつ高まってきている状況なので、今後の活動の推移に注意が必要かと思います」
3日は、火山性微動は観測されておらず、火山性地震は3日午後5時現在で2回となっている。
気象台では、小規模な噴出現象に注意するよう呼びかけている。