山梨県山梨市で５日、火の見やぐらに登った消防団員が放水を浴びる伝統の出初め式が行われた。

　伝統の出初め式は山梨市の消防団・日川分団第５部が行う恒例行事。５日は消防団の幹部団員６人が高さ２０メートルの火の見やぐらに登り、約２０分にわたり冷たい水を浴びた。

　放水は地域がたびたび水害に襲われたことから消防団員の水への恐怖心をなくそうと１９１６年から始まり、今年で１００回目。地域の人も見守る中、団員は冷たい水に歯を食いしばり火災や水害のない穏やかな１年を願っていた。