拉致被害者家族“確実な帰国”取り組み要求
北朝鮮による核実験で、拉致問題をめぐる交渉への影響が懸念される中、家族らは7日、政府に対し拉致問題を置き去りにせず、被害者の確実な帰国に向け取り組むよう求めた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(77)「(北朝鮮の核実験で)拉致問題はまた(解決が)遠のくのではという話がよく出ます。それは絶対にしてはならない。核だけに論議が集中することなく、拉致問題を並行して後回しにしないような形を是非とっていただきたい」
横田めぐみさんの母・早紀江さん(79)「(拉致被害者は)私だったら生きていられないと思うような状況に置かれている。(政府には)これがダメならこの方法でと言っていただかないといけないのではないかと」
また家族らは、政府に対し拉致被害者の確実な帰国のため、北朝鮮への制裁を強化することなどを訴えた。