厳寒に耐え春待つ…天然記念物「寒立馬」
青森・東通村では県の天然記念物「寒立馬」が厳しい寒さに耐えながら春の訪れを待っている。
「寒立馬」は毎年、冬の間、東通村尻屋崎の「アタカ」と呼ばれる放牧地に放されている。2頭の子馬を含む26頭の「寒立馬」は、身を切るような冷たい風と雪が吹きつけるなか、雪をかき出して草をはんでいる。
東通村は14日、氷点下3℃まで気温が下がる厳しい寒さとなった。放牧地には県内の写真愛好家が訪れ、親子で寄り添いながら風雪に耐える「寒立馬」の姿を写真に収めていた。
尻屋牧野組合によると、今年の春は10頭ほどの子馬が生まれるという。東通村尻屋崎の「寒立馬」は下北の厳しい冬に耐え、春の訪れを待つ。