「核物質管理センター」PCから情報流出
核物質の検査や管理業務を行う「核物質管理センター」のパソコン端末に外部からの不正なアクセスがあり、情報が流出していたことがわかった。
「核物質管理センター」は、ウランやプルトニウムといった核物質が平和利用に限って使われているか検査や管理などを行っている。核物質管理センターによると、去年4月、青森県六ヶ所村にある「六ヶ所保障措置センター」の職員が、規則に違反して無料のファイル交換ソフトをパソコンにインストールしたことが原因で、中国から不正なアクセスがあり情報が流出したという。
これまでのところ、「核物質防護についての重要な情報が流出した可能性は低い」と説明しているが、不明確な点もあることからさらに調査する方針。
核物質管理センターは、先週まで、所管する原子力規制庁への報告を怠っていた。