「強い制裁を」拉致被害者の家族らが集会
北朝鮮による拉致被害者の家族らが28日、東京・港区で集会を開き、被害者帰国に向けた進展が見えない中、改めて政府に対して強い対応を求めた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(77)「着実に前に進んでいるという実感もぜひほしいと。(解決に向けた)さらなるスピードアップを狙った対応を政府に要求していく」
横田めぐみさんの母・早紀江さん(79)「悲しさの中で私たちはだんだん年をとってきて、本当に早く会いたい、一目だけでも会いたい、ただあの人(被害者)たちを自由にしてあげたいと願っている」
北朝鮮が拉致被害者らの全面調査をするとして「特別調査委員会」を設置してから1年半以上が経過したが、被害者の帰国のめどが立たない状況が続いている。今月6日の核実験をめぐって北朝鮮への制裁が検討される中、集会では、「拉致問題」を理由に強い制裁をかけることなどを政府に求める決議が採択された。