双葉地方8町村 森林除染続けるよう求める
東京電力・福島第一原発事故で被災した福島県双葉地方の8つの町と村が3日、環境省に対し、森林除染を続けるよう求めた。
環境省はこれまで、生活圏から20メートル以上離れた森林については、基本的に除染をしない方針だったが、3日、環境省を訪れた福島県双葉地方の8つの町と村の議会は、森林について引き続き除染を続けるよう検討してほしいと求めた。これに対し、井上環境副大臣は「人が日常的に立ち入るような里山については、基本的には除染を行う」とした上で、どこまで除染するかについては、5日に開く環境省と復興庁、農林水産省などによる検討会で地元の要望を踏まえて、具体的に検討すると話した。
また、8つの町と村は、原発事故発生時に安楽死させられ、一時的に埋設された家畜の死骸についても、国が責任を持って処理するよう求めている。